トミカとプラレールとうんこ

働く母ちゃんの、なんでもない日記

靴屋で始めたブログの運用 長く続けるコツ。

かれこれ7年前、店舗のリニューアルに合わせて店舗ブログを開設・運用することにした。店舗コンセプトも変わり、MDも変わる。せっかくだからブログやろうぜ!と思いついて始めた。私、その時店長でしたから。

 

長く続くコツ、それはスタッフ全員に意図を伝え理解してもらい、毎日順番で書いてもらうこと。それに限る。

店長1人でとてもじゃないけどできないし、運用責任者決めても、やっぱり難しい。その人、店長じゃないからね。 “想い”がある分身サブでもいれば、それは超ラッキー。育てたあなたは素晴らしい。そうじゃないお店だって多いと思う。

そうなると、店長の「周り巻き込み力」が1番大切。

 

今ならInstagramが1番多いだろうけど、どんなツールを使うにしろ、店頭にいたら売れるかもしれないその時間をわざわざ使って、何のために更新するのか。それがちゃんと説明できないなら、やる必要はない。

本社からやれって言われてる?今時やってないなんて恥ずかしいから?プライベートでやってる延長みたいな感じでしょ?それだと続かない。あなた個人のことなんて、誰も見たいと思っていませんよ。そんな中途半端なSNS更新をするんだったら、やらない方がいい。中途半端な更新ほどくだらないものはない。自己満足です。更新することで、店舗のMDやイメージから離れていくかも。店頭に立って販売するか、お客さんにDM書いた方がよっぽどよい。

 

スタッフが続けることの「意図」をわかってくれて、やる気になってくれたら続ける第一歩の完了。

次はスタッフそれぞれに書く時間をきちんと作ること。1ヶ月、店舗運営のルーティンに加えて、とにかく毎日更新できている、という実績を作る。その頃には、本社も認めてくれる。そしてまた、ここからが店長の腕の見せどころ。

 

人間、やっていることに反応してくれる・評価してくれるととても嬉しくやる気になる。

家族や友人や同僚の

やる気を起こさせる唯一の方法は、

協力したいと思わせることだ。

そして、

感謝して正当に評価することと、

心から励ますことなのである。

    Dカーネギー1888年~1955年)「人を動かす」より

自分だってそう。成果物に対して反応があるとやる気になる。なので、更新されたブログは必ずチェックして、写真が良かった、この文章が良かった、などスタッフに言ってあげていた。ついでに、さりげなく直してほしい言葉遣いや写真のとり方を伝える。そうすると、どんどんブログのクオリティが上がっていく。

 

そして仕上げ。それはお客様からの「力」を借りる。

誰も知らないブログを毎日更新していても仕方がない。「ブログ毎日更新しているので、ぜひ見てください!」とお店に来た人にQR載ったカードを配る。メルマガにURL載せて反応がもらえるようにする。

そして、「見て来ました」「あの靴はまだありますか?」とお客様から反応が来るようになったら、続ける意味があると感じる。そんな声が届き始めるまでに3ヶ月。すると、スタッフの写真の撮り方や文章の書き方がまた格段に変わる。そして、売上につながる。

 

ブログを続けた結果。

  1. カタログ代わりになり、問い合わせへの対応がスムーズになった
  2. スタッフの商品知識がついた
  3. 店舗の紹介ツールになった
  4. 問い合わせや通販実績がつき、売上につながった
  5. 店舗運営がうまくいくようになった

 

ざっくり実績。

初めて2年で月平均68,000pv。日平均1,500pvくらい。アメブロだったから、実際もっと少ないけどねwでも、まじで遠方からの通販依頼来てたし、ブログ見て予約何件もあった。そうなればいいな、と思ったことが実現されるって、最高に気持ちが良かった。「靴屋 ブログ」で検索すると、5番以内にははいっているぜよ

 

靴屋のブログ、どんなことを書いていたかはまた書きます。