派遣で働いて1年、こんないいことがあった
販売員を辞めて、派遣で働いてちょうど1年たった。
基本的に、派遣社員は数ヶ月単位で就業の更新を行う。双方に就業の意志があれば、最長3年間同じ場所で働くことができる。これ派遣の基本ね。3ヶ月更新が決まったタームだったので、次回更新の意思確認の連絡が来た時に、今の派遣先を辞めることにした。理由は、通勤電車に乗りたくないから。心が摩耗されて変に気を使い、知らない人とピッタリくっついて時間までになんとか出勤するのが馬鹿らしくなったのだ。あと、他の仕事もやってみたい!と単純に思った。派遣だから、簡単に職場を変えられる。選べる、と言ってもいいかな。
そんな派遣ライフ、1年働いて気づいた良かったことについて書くよ。
- 仕事に対するストレスがまったくない。
- 家族と出かける時間が増えた。
- 仕事と子育て以外のことに使う、考える時間が作れた。
- オフィスワークのスキルが上がった。
- 所属しないことで考え方が自由になった。
1.について。
派遣で働くにあたって、やりがいは求められないだろうと思って働き始めた。
期待されないから、期待以上の成果を出すとありがたがられる。
ミスをしても、社員さんが後処理をしてくれるので、もう一度同じことを繰り返さないようにするだけ。
会社の利益が上がるようなことは考えなくて良い。上司や部下や組織のことは考えず、ただ単純に自分のスキルと価値を高めることに勤しんでいれば良い。
結果、自分中心に物事を考えて仕事をすることができた。もちろん誰かもできる仕事。でも、私でないとこのクオリティとスピードは出せない。信用を積み上げることができたので、やりがいはあった。見つければよいだけの話。
「人の役に立つ仕事を!」と思っていた時に書いた記事。
2.について。
純粋に、連休が増えたので「キャンプに行く」という新しい趣味ができた。
1泊(もしくは2泊)して出かける、ということが気兼ねなくできる。しかも、金曜や月曜休みを取って3連休にして、実家への帰省やゆったりスケジュールのキャンプが可能になった。年末年始、お盆、GWを連休として楽しむことができた。
子どもたち、というか旦那が多分一番喜んでいる。
3.について。
仕事のストレスがない分、いままで使っていた脳みその3割くらいを違う方向に使えた。例えば、本を読んだり文章を書いたり、違う仕事の事を考えたりプロレスについて情報収集したり。
子どもたちにも、ちょっとだけ余裕を持って接することができた。
4.について。
10年以上ぶりのOffice関連やPCの使い方に慣れて、座って仕事をすることのしんどさに、しゃべらないことのしんどさに慣れた。
同じ部署で働いている派遣のおねいさんに、たくさんのExcelスキルやWindowの便利操作あれこれを教えてもらえた。(そのへんの社員さんより、派遣さんの方がスキル高い)
電話対応、内線の使い方、スキャンやFAX、事務用品の使い方、オフィスでの振る舞い等、販売員として経験できないことを沢山学んだ。
座りながら体を鍛える方法を日々試している…途中。
5.について。
派遣ではたらく人より、正社員で働く人のほうが偉いと思っていた。そんな、ステレオタイプの考えが変わった。
安定して所属することと引き換えに、自分のやりたい事言いたい事以外のことに、沢山の時間を使わなければいけないのが社員。
ex)会社の利益を上げるためにしょうもない部下を育てる使命。何年働いても上がらない給料とポジション。やりたい事ではないけれど、引き受けなければならない雑務…
そういうの、もうたっぷりやってきたのでごちそうさまです。
地震や災害が起こっても、身内が死んでも、大雪が降っても、納品に間に合わないから満員電車に乗って遅延証明もらって何時間もかけて出社する。それはもう辞めた。
いつ自分がどうなるかなんてわからない。貯金したって、死んだら後の人たちが揉めるだけ。やりたい事をやりたいタイミングでやろう!という脳みそに変わった。
ホリエモンのこの本も読んだからね。
すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)
そういえば、kindleを買ったのもこの1年だ。kindleも私を自由にしてくれたツールの1つ。
以上、派遣で働いて1年の感想でした。
ダブルインカムだから私が自由に働かせてもらっているのももちろんある。
でも、社畜のように働いて今この時間を会社につぎ込んでいる旦那も気づけばいいのに、と思っている。あなたはフリーでも十分稼げる。1つの仕事じゃなくて、何個か好きなことをやればいい。月給を稼ぐために時間を犠牲にして、じゃあそのお金何に使うの?誰と使うの?と。
まーそんな風に今は思えるようになりました。